こんにちは。
今回は、「ゲーム」をキーワードに、子どもとの付き合い方を考えてみたいと思います。
例えばですが、Switchを子どもにプレゼントするのはいつぐらいでしょうか?
我が家は小学2年生の時だった気がします。
また、スマホはどうでしょうか?
うちは、キッズ携帯を小学生から持たせ、スマホにしたのは小学6年生ぐらいだった気がします。
今では、スマホばかりの毎日で、ちょっと困っていますが、位置情報などはスマホの方が共有しやすく、それはそれて親の安心にもつながっています。
よくある悩みは、子どもが約束を守らないってことでしょうか。
親と子どもでゲームやスマホの使用に関するルールを作るものの、ルール通りに運用するのもまた難しいものです。
どうやって、子どもがゲームとうまく付き合っていけるか?
親はどんな風に関わっていけるとよいか?
今日はそんな話です。
ゲームって、なんで面白いのか?
そもそもゲームって、なぜ子どもたちをこれほどまでに夢中にさせるのでしょうか?
それは、当たり前ですが、「面白いように設計されているから」です。
これもまた当たり前のことかもしれませんが、つまらないゲームは売れないですし、ゲーム制作会社の人たちは、プレイヤーが「やり続けたくなる」ように、ものすごく考えて作っています。
たとえば、ゲームの難易度はプレイヤーのスキルに合わせて、ちょうど良いレベルで進んでいくように設計されています。「もう少しでクリアできそう!」と思わせるバランスが絶妙です。だから、時間を忘れてしまうほど没頭してしまうこともよくあることかと思います。
子どもたちに人気のゲーム
最近の小中学生に人気のあるゲームといえば、
■マインクラフト(Minecraft):自由にブロックで世界を作るゲーム。一人でも複数人でも楽しめます。
■フォートナイト(Fortnite):バトルロワイヤル形式で、ボイスチャットを使って友達と会話しながらプレイ。
■スプラトゥーン(Splatoon):チーム戦のシューティングゲームで、色を塗る楽しさが人気。
■スマホのオンラインゲーム:手軽に遊べて、SNS感覚で人とつながれる要素もある。
我が家の子どもも、フォートナイトにどハマり中です(笑)
守りたい「約束」「ルール」を一緒に決める
ゲームとの付き合い方で大切なのは、「ルールを守ること」。
でも、それ以上に大切なのは、「子どもと一緒にルールを決めること」だと思います。
「1日30分までね」と一方的に決めるよりも、「どうしたら楽しく遊べるかな?」と子どもと一緒に相談して決めたルールのほうが、子ども自身も納得しやすくなります。
決めた後も、時々見直すことも大切です。
「今のルール、守りやすい?」「もう少し変えたほうがいいかな?」など、子どもの言い分も聞きながら、親子の会話を大切したルールづくりがおすすめです。
たまには一緒に遊んでみよう!
これは、僕もやれてないことでゲームが得意ではない親にとってはなかなか言い出しにくいですが、ゲームの面白さはやってみることで得られることは多いように思います。
親子で一緒にゲームをするのも、よいコミュニケーションの一つです。
子どもと一緒に遊んでみると、思いがけない発見があるかもしれないです。
「どんなところが楽しいの?」
「誰と一緒にプレイしてるの?」
「いつも勝ってるの?」
一緒にゲームをすることで生まれる会話とたくさんあります。親子の会話も楽しみながらゲームをすることで、親子関係をより良くすることにもつながるように思います。
学校以外の「居場所」でもある
学校生活に少し不安を感じていたり、友達付き合いが得意でないお子さんにとって、ゲームの世界は大切な「居場所」になることもあります。
ボイスチャットでの会話、チームでの協力プレイ、SNS的なやりとり…
それらは、対面orオンラインの違いぐらいで、公園で友達と遊ぶことと似たような意味を持っているようにも思います。
ゲームを「ただの遊び」として一方的に否定するのではなく、子どもなりの世界を尊重して見守る姿勢も、親として忘れないようにしたいです。
ゲーム依存が心配なとき
ただ、ゲームばかりする子どもを見ると、「ゲームにのめり込みすぎているかも…」と心配になることもあるかと思います。
特にADHD傾向のあるお子さんは、「すぐに結果が得られるもの(即時報酬)」に強く惹かれる特性があります。
依存を防ぐためにできる工夫としては、
・終わりの時間を明確に決める
・やるべきこと(宿題など)を先に済ませる
・ルールは親子で一緒に決めておく
などの対応がよいかと思います。
「どうしてもやめられない」場面では、タイマーやスマートスピーカーを活用するのもおすすめです。時間を「機械が教えてくれる」ことで、親子の衝突を減らしたり、人の声掛け以外で時間を意識するにもなるように思います。
ゲーム以外の「好きなこと」も見つけていく
「余暇(よか)」とは、ただの暇つぶしではなく、自分が楽しいと感じられることに時間を使うことで、大人になっても心の健康を保つ上で大切です。
ゲームはもちろん、「好きなこと」の一つになり得ます。
でも、ゲーム以外にも「これも好きかも」と思えるものが増えていくと、子どもの世界はもっと広がっていきます。
絵を描く、音楽を聴く、散歩をする、本を読む、工作をする…
親としては、いろんな“楽しい”の選択肢をそっと差し出すことができたら理想ですし、習い事でもちょっとしたイベントや体験会に参加するなど、経験することによってイメージができ、選択肢が増えることでやりたいことが芽生えていくこともあるかと思います。
おわりに
今回は、発達障害や知的障害のあるお子さんと「ゲーム」との付き合い方について、書いてみました。
ゲームは「悪いもの」ではないと思います。
ルールや関わり方を工夫することで、親子にとっても楽しい時間になったり、子どもの社会的な関係を広げるきっかけになったりもします。
ゲームを通じて友達たちとのやりとりを経て、学んで成長することもきっとたくさんあると思います。
今回の内容が少しでもヒントになればうれしいです。

コメント