子どもの自己肯定感を育てるために大切にしたい「5つの関わり方」

子育て

こんにちは。
今回は、「子どもの自己肯定感をどんなふうに育てていくか?」というテーマでまとめています。

お子さんを育てていると、日々いろんなことに向き合いながら、どう関わればいいのか悩む場面も多いと思います。子どもの自己肯定感が気になることもあるでしょうか?

自己肯定感とは、「ありのままの自分を受け入れ、自分には価値があると思える気持ち」のこと。
簡単に言えば、「自分を大切に思える心」です。

自己肯定感が育っていると、困ったことがあっても「なんとかなる」と思えたり、新しいことにチャレンジしようという気持ちになれたりします。でも、もちろん、すぐに育つものではありません。毎日の関わりの中で、少しずつ少しずつ育っていくものかと思います。

今回は、そんな子どもの自己肯定感を育てるために、家庭の中でできる関わり方を5つご紹介します。

ありのままを肯定すること

まず一番大切なのは、「子どもの今の姿」をそのまま肯定することです。
何かを達成したときだけでなく、「がんばってるね」「いい感じだね」と、お子さんの「いま」について声をかけてあげるのがポイントです。

例えば、苦手なことにチャレンジしていたら、「がんばってるね、すごいね」だけでもいいんです。子どもは、「自分のことを見てもらえてる」「認めてもらえてる」と感じることで、自分でも自分を認めやすくなっていきます。

「笑う」ことが、安心感と自己肯定感につながる

皆さんのご家庭では、最近、子どもが笑う時間は多いですか?
実は、「笑う」という行動は、安心できる場所だからこそ自然に出てくるものです。

子どもが笑うと、親も嬉しくなります。親が笑っていると、子どもも安心します。
この“笑い”が行き交う雰囲気こそが、自己肯定感を育てる土台につながります。

日々の中で、「楽しいね」「おもしろいね」と感じられる瞬間を、ほんの少しでも意識して作ってみてもらえたらと思います。無理に笑わせる必要はないですし、親が自然に笑顔でいることも、子どもにとっては安心感を感じることになるかと思います。

最後まで子どもの話を聞く

「ちゃんと話を聞いてくれてる」と感じられることも、自己肯定感にはとても大切です。
皆さんも経験があるかと思いますが、話の途中で遮られたり、まだ話しているのに「こうしなさい」と説得されたりすると、大人でもよい気持ちにはならないかと思います。

これは、子どもも同じです。
ゆっくりでも、言葉がうまく出なくても、最後まで耳を傾けてもらえた経験は、「自分の思いは大切にされている」と感じることにつながります。

小さな選択を大切にする

「自分で決めた」という感覚は、子どもにとってとても大切な経験です。そして、その積み重ねが「自分で選ぶことができた」と思える気持ちにつながっていきます。

例えば、服を選ぶとき、おやつを選ぶとき、遊ぶ順番を決めるとき。大人にとっては些細なことでも、子どもにとっては大切な「意思表示の場」でもあります。
それを親や周りから受け止めてもらえることで、「自分で選ぶことの意味」を感じることができます。

「自分のことは、自分で選んで決めて良い」ってことの積み重ねが大切となります。

親も「自分を大切にする姿」を見せる

最後に、自己肯定感を育てる上でとても大事なのが、親自身の姿です。

「ちゃんとしなきゃ」「親としてもっと頑張らなきゃ」と、自分を追い込んでしまうことはないでしょうか?親なら誰しもが感じることでもあるように思います。
子どもは、親の姿をよく見ています。色んな親の姿を見ています。だからこそというか、完璧な姿を見せるよりもうまくいかないと親を見せるのも大切です。
「今日は疲れたからちょっと休もう」「うまくいかない時もある」と、自分自身に優しくする姿も、子どもにとっての学びになるように思います。

親が自分を大切にする姿を見せることで、子どもにとっても「自分を大切にすること」の意味が自然に伝わっていくように思います。それが結果として、子どもにとっての自己肯定感のベースにつながっていくと思います。

おわりに

子どもの自己肯定感を育てるために、特別なことをするというよりも、日々の小さな関わりの中で、「今のままで大丈夫」というメッセージが伝わっていけば、それだけで十分です。

子どもに寄り添いながら、私たち自身も「自分を大切にする」ことを忘れずにいたいなと思います。

社会福祉士。社会福祉法人で障害福祉の仕事をはじめて20年。現在も福祉の仕事をしていて、就労支援の講師実績は150件以上。本業で得た経験を活かして、家族にとってわかりやすい情報を発信したく、日々執筆中!

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